SP盤出張買取

2017年09月17日(日)

先日、骨董や仏像収集がご趣味のお客様から、SP盤の買取のご依頼をいただきました。
お話によると、どうしても欲しい仏像があり、その仏像を手に入れる際、SP盤もその仏像と一緒に持っていってくれないかと頼まれてしまったそうです。「シブシブ持って帰ったのは良かったのですが、自分の家にはそもそもプレイヤーがないので聴けない為、結局邪魔になってしまって…出張買取をお願いしたいのですが…」とのことでした。「SP盤の買取をしている所があまりなくて、やっと見つけて、そちらへ電話した次第です…」と仰っていました。
蓄音機などの買取をしているお店は色々あるかと思いますが、当店へお電話いただいたお客様のお話を伺う限りでは、SP盤の買取をしているお店はあまり無いとお客様から伺います、こちらが思っていたよりも意外と少ないのかもしれません。SP盤の需要が全くないわけではないのですが、LP、EPレコードに比べますと、購入する人の絶対数が非常に少ない上に、人気盤がごく一部のアイテムに集中する為、一般盤は在庫となりやすいアイテムの方が多いという現状がありまして、SP盤全体で見ると売値があまり安定しないのです。また、非常に重く割れやすいので、あまり重ねられず=場所も結構とるので、保管が大変だったりします。簡単にいうと、レコードに比べて、販売・保管・在庫管理が大変であるということが、SP盤の買取店が少なくなる一因ではないかと思います。(レコード盤は、反ってしまったり、波打ってしまうことはあっても、割れるという事は余程のことがない限りありません。一方SP盤は、レコード盤とは原材料が違いますので、反ることもありますが、とにかく非常〜に割れやすいのです。ちょっと手を置いて体重をかけるだけでも危ないです。まるで板チョコのようです。)
戦争や災害で失われてしまった等の理由から、現存数は、レコードよりかなり少なく、物としての希少性は高いと思いますが、集めている方も少なく、本当にごく一部の方が購入しているというのが現状だと思います。
ただ、SP盤には、歌謡曲や民謡や音頭、伝統芸能などの源流が録音されているので、音楽的資料・文化遺産としての音源がここにはありますし、なんと言っても蓄音機で再生する音の迫力は聴いた人にしか分からない物凄い衝撃があります!
「○○銀行社歌」「○○製鐵工場始業体操第一」など会社が製作した企業盤など、そのようなマニアック的な物や、珍しい物ほど人気があります。そういったものは、在庫がなく、1点物のことが多いので、購入される方の熱心さは半端ではありません。SP盤の楽しみ方を知ってしまうと”迷いの森へようこそ!”と言わんばかりの大冒険が待っています。
弊社は今現在、SP盤のJAZZ BLUES ROCK クラシックなどの”輸入盤”は、特に力を入れて買取しております。中国、満州、朝鮮関連のSP盤も非常に高価買取です。国内盤(日本盤)は流行歌を中心に買取歓迎です。買取の時は、日本盤は、いわゆる歌詞カードが付いていると、尚良いです。買取には関係のない独り言になりますが、SP盤のスリーブ(紙の外袋)は素敵だなと思うものが多いですね。

ポリドールSP盤
TEICHIKUのSP盤

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