2023年07月12日
はじめに
映画の中で、かっこいい俳優さんが、レコードを流し優雅に踊る… そんなシーンを見て、実際に聞いたことはないけれど、
レコードにあこがれを持っている、という若い世代の方、多いんじゃないでしょうか。
レコードってなんだか違う世界の音楽みたいで、ハードルが高い、なかなか自分から手が出せないなんて思っていませんか?
なにより、今は配信が主流になって、CDを買わなくても 気軽に音楽を聴ける時代に慣れてしまっているので、 なおさら手を出しづらいのかもしれません。だからこそ、あのアナログさや、音、ノイズ、ノスタルジックな音質や、ちょっと古い感じにあこがれてしまいますよね。
古くも新しいジャンル『エレクトロ・スウィング』
話は少し変わりますが、 最近気になる音楽ジャンルがありまして、
エレクトロ・スウィング
というジャンルなのですが、ご存じでしょうか?
エレクトロ・スウィングとは
ヴィンテージ・ミュージックの影響を受けたクラブジャズやEDM、または、
ハウス・ミュージックやヒップホップをミックスした現代のスウィングやジャズなど
厳密な定義がない自由なジャンルですが、レトロなサウンドで、心地よいリズムが特徴的です。
昔ながらのモダンでアナログな音楽に近年のエレクトロサウンドを融合させ、古さの中に新しさを感じるジャンルを生み出した エレクトロ・スウィングは、若い世代の方にも親しみやすく未だに愛され続けるレコード文化に近しいものがあるのではないでしょうか。
エレクトロ・スウィングのアーティスト
様々なアーティストがエレクトロ・スウィングジャンルで活躍していますが、 中でも特に気になっているアーティストが
swingrowers(スウィング・ロワーズ)
というグループです。
彼らは、イタリア・シチリア島出身の4人組(結成当初は5人)によるグループで 1920~30年代のカルチャーからの影響と、EDMを融合させた、 画期的で、古くも新しいお洒落なサウンドが魅力的な楽曲を多く生み出しています。
中でも特にオススメしたい楽曲がこちらです。
『Dreamland (Say Goodbye Bye Bye)』
聴けば踊りだしたくなってしまうような、ジャジーで跳ねるサウンドに 通る女性ヴォーカルがマッチしていて何度も聞いてしまう 中毒性があります。
残念ながら、こちらの曲は配信でしかリリースされていませんが、
別のアルバムがLPレコードで売られています。
それがこちら。
『Hybrit』
こちらのアルバムにも素晴らしい楽曲が詰まっています。
日本でも映画「ONE PIECE FILM RED」で「ウタカタララバイ」楽曲提供をした FAKE TYPEなどがエレクトロ・スウィングジャンルで活躍していますし、
「エレクトロ・スウィング」というジャンルは、これからの音楽シーンとレコード文化を 彩っていくものの重要な一つになっていくと思います。
ぜひ聞いてみて、興味を持っていただけたら嬉しいです。
レコードの普及
J-popでも King Gnu、Vaundy、米津玄師、藤井風、あいみょんなどの 有名アーティストたちがアナログレコードをリリースしていて、最近だとYOASOBIの「アイドル」も限定盤でリリースされていました。当店でも高価買取をしております!
ゲームのサウンドトラックもレコードがかなり生産されていたりと、 レコードの需要は今なお高まっています。
レコードブームの再来と言われている昨今ですから、 これからどんどんレコードが普及していく時代になるかもしれませんね。
古いものが大事にされる世の中は素敵ですし、 自分の好きな曲がレコードでリリースされたら…と思うと 夢が広がると思いませんか?
(ジーケーレコード都賀店スタッフ:I.K)